「スバル車の納期が短い」理由とは? 各モデルの納期と注文を急ぐべき車種まとめ
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:SUBARU 107
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:SUBARU 107
半導体不足、新型コロナウイルスが影響した物流やサプライチェーンの乱れ、ロシアによるウクライナ侵攻、世界的なインフレなどなどグローバルに不安定な状態が続いています。
それにより世界的に新車生産が滞っているのは、ご存知の通りでしょう。人気モデルではオーダーから納車まで半以上かかるといった話を聞くことももはや珍しくありません。「トヨタ ランドクルーザー」や「スズキ ジムニー」のようなカルト的に人気の高いモデルに至っては、いますぐ注文したとしても納車が数年後なってしまうという話もあるほどです。
そうした状況の中、注目したいのがスバル車ではないでしょうか。同社の公式サイトで発表されている工場出荷時期は、どのモデルでも3ヶ月以内といったイメージで、1ヶ月程度での工場出荷が期待できる車種まであるのです。
<スバル車工場出荷時期の目処(1月13日時点)>車種グレード更新日工場出荷時期の目処
・レヴォーグ|1.8Lグレード|2~3ヵ月 程度
・レヴォーグ|2.4Lグレード|2~3ヵ月 程度
・アウトバック|全グレード|3~4ヵ月 程度
・フォレスター|1.8Lグレード|2ヵ月 程度
・フォレスター|e-BOXERグレード|2~3ヵ月 程度
・クロストレック|全グレード|2~3ヵ月 程度
・WRX S4|全グレード|2~3ヵ月 程度
・BRZ|全グレード|1~2ヵ月 程度
>>レヴォーグのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>レガシィ アウトバックのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>フォレスターのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>フォレスターハイブリッドのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>クロストレックのユーザーと専門家のレビューをチェックする
スバルといえば「ボクサーエンジン」という愛称で知られる、水平対向エンジンを積んでいることがアイデンティ。水平対向エンジンはトランスミッションと一体化され、フロントに縦置きとなりますが、基本設計はFFベースです。FRレイアウトとなるBRZを除いてトランスミッションにはフロントデフが内蔵されるなど、その特殊な設計ゆえに内製となっています。
だから納期が早いという風に断定はできませんが、トランスミッションを外部から調達してくるメーカーとは大物パーツのサプライチェーンが異なっているということは、スバルの生産性を考えるポイントかもしれません。
<上の写真:BRZ>
ちなみにFRレイアウトとなるBRZについてはFR用トランスミッションを外部から調達して対応していますが、逆に工場出荷時期の目処は最短1ヶ月程度と納期が短かったりします。現行BRZは回転フィーリングの楽しい2.4Lの自然吸気エンジンを積んでいます。ボクサーエンジンを存分に楽しみたいという希望があるのなら、短納期が期待できるBRZは注目の一台です。
>>BRZのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>BRZのカタログ情報をチェックする
<上の写真:クロストレック>
<上の写真:フォレスター>
全車が「e-BOXER(マイルドハイブリッド)」となる新型モデル「クロストレック」や、「フォレスター」のe-BOXER搭載グレードの工場出荷時期の目処が少々長めになっているのは気になりますが、それでも注文から概ね3ヶ月程度での納車が期待できるとなれば、自動車業界全体としてみれば十分に早いといえるかもしれません。>>クロストレックのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>クロストレックのカタログ情報をチェックする
<上の写真:レガシィ アウトバック>
工場出荷時期の目処が長めになっているのは、フラッグシップモデルの「レガシィアウトバック」ですが、それでも最長4ヶ月ですから年単位のモデルと比べれば十分に短納期といえるのではないでしょうか。
>>フォレスターハイブリッドのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>フォレスターのカタログ情報をチェックする
<上の写真:レヴォーグ>
<上の写真:WRX S4>
余談ですが、2.4Lターボエンジンを積んでいるレヴォーグとWRX S4については納期に関わらず、早めのオーダーをおすすめします。このエンジンはパワフルなのが魅力ですが、燃費性能は厳しいものとなっています。
そして燃費性能が悪いモデルは、仮に生産が順調だったとしても年間に販売できる台数が限られているものです。台数が限定されていなくても、ハイパワーエンジン車が売れすぎると受注ストップをせざる得なくなる可能性があるでしょう。
現時点の工場出荷時期の目処を見る限り2.4Lターボエンジン車の生産調整をしないといけないような状況ではないようです。ハイパワーなボクサーエンジンを求めているスバルファンにとっては、いまは好機といえそうです。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
[ソレ間違ってますよ]車載ジャッキ4つのタブー。正しい使い方を解説
大手タイヤメーカーはどう考える? 物流業界の課題解決に向けた「ミシュラン」「ダンロップ」の取り組み
ホンダ「CB125R」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
新型[アルファード] [ヴェルファイア]人気すぎていまだ受注停止中! ミニバンキングの発売後1年を統括してみた
シエンタ大ヒットのヒントはファンカーゴにあった!! 2列グレード「ファンベース」は令和のミニバンの答えが詰まっていた!!
イデミツ/エネオス/トヨタ/三菱重工業の4社がCN燃料導入と普及に向けた検討を開始
5分でフル充電が可能に?! 電気自動車の充電時間を格段に減らしたまさかの方法がヤバすぎる!
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #6 【トヨタ ハイラックス】
KTC×エヒメマシン 限定コラボツールチェストに鮮やかなブルーの新色が登場!
ベントレー正規輸入60周年!コーンズが3モデル18台の特別限定車を発表
優れた配光設計で視認性ヨシ!6500K純白色「LEDヘッドバルブ・ヘッド&フォグ」コメリ
もしもの時はスマホにお知らせ!子どもの車内置き去り防止デバイス新発売 KEIYO
【さよならフィアット500】ついにエンジン車が終了宣言。まだ買える500のグレードまとめ
【566万円から】アウディA4&A5スポーツバックに特別仕様車「マイスターシュトュック」新設定
【ビンボー臭さゼロ】なVW製新型キャンパーの“デザイナーズ感”。日本メーカーも出してほしい
【買えないアルヴェル】横目に“500万円安+6人”で売れるレクサス「LM」が気にする兄弟の動向
【WRX S4ではありません!?】スバルが公開した謎の4ドアセダンの正体とは?【S耐富士24hレース】
【マツダが明言】本当だった次期「CX-5」計画! ハイブリッドはTHSのマツダチューン版が濃厚
キッカケは豊田会長の「走ってみない?」。マッチがS耐でレーサーに復帰したワケ【S耐富士24hレース】
【199万円!】大人気プチバン「シエンタ」の最安グレード“ガソリンのX”はアリかナシか?
近藤真彦参戦、弱点克服、夢のCO2回収装置…今年も水素カローラ進化が止まらない【S耐富士24hレース】